三次の項を消去した四次方程式
... (3)から、フェラリの解法に進むことにする。
フェラリの解法のキモは、
左辺で y 二乗の完全平方式、右辺で y の完全平方式を
作ること。
(3)式を変形して
...(4)(4)の両辺に、
...(5)を、加えると、
...(6)を得る。
(6)の右辺が完全平方式になる必要十分条件は、
...(7)である。
(7)を変形すると、
...(8)を得る。
この3次方程式(8)の一つの根を
とする。もし、
ならば、初めの四次方程式 (3)は、それと同値の方程式
...(9)と、変形できて、これは解ける。
もし、
ならば、 (7)から、
であり、初めの四次方程式 (3)は、それと同値の方程式
...(10)となり、これも解ける。
ただし、二乗を根号で開く時は、中身が複素数の場合があることに注意すること。
参考 複素数の平方根、n乗根
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