4次方程式・オイラーの解法で
三次の項を消去して簡略された4次方程式
... (3)
から、突然出てきた三次方程式
...(7)
が出て来る理由について、分析する。
「3次方程式が、二個の三乗数をニ根とする2次方程式に導かれた」ようにならないか。
オイラーが目をつけたところは、
「4次方程式が、三個の二乗数を三根とする3次方程式に導かれる」であった。
つまり、
... (13)
を目指す。正確にするため
...(14)
とする。(C の 部分に注意)
4次方程式
... (3)
を、解くために u, v, w についての方程式
...(15)
の、一組の根(u, v, w)が見つかるとしてみる。
その後、(15)を展開していき、(14)の左辺の式で整理して、A, B, C で置き換えていく。
長い計算の後、
...(16)
を得る。
これをさらに、
と に着目して
整理すると、
...(17)
を得る。
ここから、強引な着想だが、(17)の項が 0 となるように、
...(18)
...(19)
...(20)
として、つまるところ、 A, C を(18)(19)から、
...(21)
とする。
さらに、(20),(21)から
...(22)
...(23)
...(24)
を得る。
(21),(24)を、(14)に戻して、
...(25)
となる。
さらに、三番目の両辺を二乗して、
...(26)
を得る。従って、 は、
突然出てきた三次方程式
...(7)
の三根である。
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